以下、書評、というか感想です。
「個々のトレードの損益をパーセンテージで扱え」というのは本書で繰り返し述べられてることなのですが、本当にまったくその通り。
誰に教えられるでもなく最初から%で計算してた僕は自分を褒めたい(笑)、というのは冗談ですが、セミナー講師レベルでもこれを実行できてない人がいたりして、けっこう閉口することがあります。
その意味ではこの本はエライ。
ただ、本書の提唱するシステムの多くは、悪いデータマイニングの代表みたいな物に見える。
特にバックテストのMFE(最大順行幅)MAE(最大逆行幅)に応じて、手仕舞い条件を追加する修正案なんかは、本当に将来のトレードで有効に機能するのかどうか、かなり疑問が残ります。
僕は以前から、バックテストのMFE、MAEを重視する考え方には疑問を持っています。市場のボラティリティは急変しますし、そしてMFE,MAEに基づいた売買条件はボラティリティの変化に弱い。
この戦略を採用するなら、少なくともMFE・MAEを単純に価格に対する比率ベースで用いるのではなく、もう一段加工する必要があります。
そしてそういった加工を施してもなお、MFE、MAEを重視するロジックはオーバーフィッティングに陥る可能性が高い、と個人的には感じています。
ということで、個人的な評価は、うーーん……という感じ。
とりあえず、もっと他のトレーディングシステムの構築本も読んでみることにします。
『トレーディングシステム入門』(トーマス・ストリズマン)
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